きむきむブログ

片耳小耳症で生まれてこのかた25年。手術や普段の生活など小耳症についてゆるっと発信してきます。

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手術後の経過

こんにちは!きむきむです。

 

患者を励ます理学療法師

前回は小耳症の耳の形成手術の内容について書きました。

今日はその後の治療の経過について書いていきます!

 

1. 手術日〜次の日

前回も触れましたが、手術時間は8時間で朝9時半ごろからスタートして、

終わった頃には夕方になっています。

手術の日は、全身麻酔の影響で術後ほとんど意識はありません。

私の場合は、もともと気管が弱いので、痰がたまりやく

術後たんを取ったのだけ覚えています。

 

その際に痰を吸われる感覚がしんどくて、目を一瞬冷まして親や先生に囲まれていたのを覚えていますが、覚えているのはその一瞬。

 

次に目が覚めたのは夜中です。

 

一晩ICUに入って、次の日の朝には普通の病室に移動します。

 

点滴はしたまま普通に自分で歩いて移動します。

とは言ってもお腹は切って骨を取ってますし、耳も手術しているので

頭はガンガンするし、お腹は少し力が入るだけでかなり痛い・・・

ベットからトイレや寝起きで起きるのが一番しんどかったなぁ。

できるだけお腹に力が入らないように、腕の力をいっぱいいっぱい使って起きてたっけ。

 

でもなんとか手術の次の日から歩行もトイレも可能

1〜2日くらいは頭もお腹の傷もかなり痛むので、親に話しかけられても意識は少し朦朧としている感じ。

 

全身麻酔の効きによっては、術後2日間ほどは起き上がる度に吐き気を催します。

1回目の手術の時は全く影響はなかったのですが、2回目の手術の時は麻酔の先生が1回目から変わったようで、2日間ほどそんな状態でした。

 

2. 〜退院まで 

傷を直そうとして熱が38度以上出て、その後も4日間くらいは37度台の熱が続きます。

点滴も確か1週間くらい続く。

 

 

点滴ポタポタ

 

1週間ほどたつと、まだ痛みはあるものの少し弱まって動きやすくなってくるので、気持ち的にも元気になってくる。退院までの残り3週間ほどは病院内の友達とUNOをしたり、おしゃべりをしたり、映画を見たり、本やマンガを読んだり。

 

3週間目くらいになると痛みもなくなってきて、ネットをはめられていた手術をしていない側の頭と髪は術後初めて看護師さんに洗ってもらえた。

 

あとは記憶がかなり曖昧だけど、抜糸をしたり、毎日消毒をしてもらったり(消毒が結構いたい・・・)、手術の3?4?日後くらいにはお腹に刺さっている血抜き用の管も抜いてもらった(これまたグロかった記憶・・・)

 

手術から約1ヶ月後、退院する頃には痛みはもうない状態で退院できます。

ただ手術した耳はまだ赤みがあるものの、月単位の長期的な期間でどんどん他の皮膚と同じような色になってくる。

 

3. 退院〜

退院してその後1年くらいは、入院中にはおそらく耳や頭が腫れていて出てこなかった手術糸が出てきたりする。

これは最初結構びっくりした・・・いや、抜糸しきれてないんかい!って思ったけど、

3〜4回くらいそんなことがあったので、そんなもんなのかなと。

 

あとは切除した肋軟骨の部分は、病院の先生からは「まだ体が成長過程なので切除しても再形成されます」と言われていたのですが、私の場合この骨が異常形成されてしまったみたいです。

それがたまたま分かったのは2年前くらい。

風邪をひいて咳が止まらなくなったので肺のレントゲンをとってもらったんですね。

そうすると先生が「白い影が見える」と言ってきたのでドキッとしたのですが、

その後CTをとると普通の人にはないはずのところに骨が形成されている、とのことでした。「何か思い当たることありますか?」と病院の先生に聞かれたので、「あぁ、それ(切除したこと)しかない」と思いました。特に日常生活支障はないので、現在もほっといてます。

 

そんなこんなな術後の経過でした!

 

それじゃあまた!