きむきむブログ

片耳小耳症で生まれてこのかた25年。手術や普段の生活など小耳症についてゆるっと発信してきます。

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小耳症の病院選び

 

こんにちは!きむきむです。

今日は、小耳症の治療の中でも主に病院選びについて書いていきます。

病院選びは治療の上でとても大事で、その訳と具体的に病院を紹介していきます。

 

1. その辺の大学病院では治療できないのか?

そもそもタイトルを見て、「え、その辺の大学病院ではだめなの?」と驚かれた方もいるかもしれません。

 

ちなみに私も住んでいた隣の市にある岡山大学病院に

小学校3年生くらいまでかかっていました。

形成外科と内科両方の検査や診察で1日がかりになるので、学校は1日休んで病院に行っていました。

 

しかし、たまたま主治医の先生が東京の病院に移ることになり、

手術を岡大病院で受けることができなくなったので埼玉県にある病院を紹介してもらいました。

 

その病院は小耳症専門の永田小耳症形成外科クリニック、というところです。

世界の中でも先駆けて小耳症治療の第一人者として永田法という治療法をあみだし、

今も現役医師の永田先生が院長をされているクリニックです。

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結果を先に言うと、私はここで最終的に耳の形成手術を受けました。

 

2. 病院を選んだ理由

とはいえ当時住んでいたのは岡山県。埼玉県まで通院や入院のために学校を休んで

親と一緒に何度も訪れるのも一苦労です。

ですが、初めてクリニックで小耳症の治療の説明を受けた時に永田先生の画期的な治療法と圧倒的な事例の数に信頼が持てました。

また、全国の多数の病院でなされている小耳症の手術の失敗事例を見聞きし、その手術で失敗した耳の再形成手術もこの永田クリニックでは行っていると聞き、両親もこの病院以外での治療はないと思ったはずです。

 

(※ここでいう失敗とは、頭皮をかぶせて作った耳の皮膚から髪が生えてくるケースです。

そうなると耳から髪が生えてきている状態なので、作り直しが必要。)

 

私の家から一番近くにあった岡山県内の病院(岡大病院とは別)が行った失敗手術の写真もあり、両親がもし私をその病院につれていっていたら、と思うと今でもゾッとします。

3. 病院紹介

素人が理由を語るのは難しいですが、小耳症は形成外科の中でも最も難しい手術と言われています。どこの病院でも治療してもらえる、というわけではないので、

専門のところにお任せするのが一番経済的にも子供の精神的にも負担が少ないです。

 

ちなみに私が治療を受けたのはもう15年くらい前。

当時は小耳症の治療といえば永田小耳症形成外科クリニックしか聞かないくらいでした。

しかしこのブログを書くにあたっていろいろ調べたところ北海道・札幌のほうにも

札幌医科大学という有名そうな病院がありましたので、

そちらもリンクで紹介をしておきます↓

小耳症の治療事例が病院のHPに載っていて見ましたが、

術後の耳の状態や形が非常に綺麗に形成されていました。

 

◯永田小耳症形成外科クリニック/埼玉(実際に受けた病院)

小耳症の症例で見ると圧倒的な実績。小耳症専門の病院なので、手術を受ける推奨年齢の小5年生くらいの子達ばかりが大部屋で入院しているような感じ。入院生活は友達もできて案外楽しい。

【公式】永田小耳症形成外科クリニック|埼玉県戸田市の小耳症治療専門クリニック

 

札幌医科大学形成外科/北海道

札幌医科大学 形成外科 小耳症の治療

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こんな感じでYou Tubeやブログの発信もされているようです。

 

4. まとめ

今日は病院選びについて触れていきました。

たとえ通院がどんなに大変でも、病院は慎重に選んでいきましょう。

治療できる病院自体が少ないので、手術の推奨学齢が小5前後とはいえ、

年齢にかかわらず早めにまずは受診をされるのがおすすめです。

(手術の予約は数年先まで埋まっていくので)

 

それじゃあまた!